irohiroki's blog

Ruby, Rails, and Web technologies

RubyKaigi 2011で丸儲けした

お祭り騒ぎしてるだけのつもりだったのに、Twitterとか見ると“スタッフのみなさん、ありがとうございました”とか書いてあるんですよ。これは丸儲けなんじゃないかって

というのは私が最終日のチェックアウト(区切りをつけるための一言)で言ったセリフだ。RubyKaigi 2011に当日スタッフとして参加し、3日間、朝から夜まで働き、体力は尽きたが、そんなことはどうでもいいくらい楽しい思いをさせてもらった。

RubyKaigi 2011は7月16日から18日までの3日間、練馬文化センターで開催され、2つのホールで合計47のセッションと、無数のライトニングトークが行われた。参加者は約1,000人で、その中には海外から来た人も多い。しかし私の記憶には、そんな数では表し切れないとてつもなく強いインパクトを残した。

RubyKaigiは完全に非日常的な体験だ(あんなものが日常的にあってたまるか)。人の体験には、一緒に過ごす人が大きな影響を与えるように思う。そしてRubyKaigi中は普段とは全く違う人たちと過ごした。実行委員と当日スタッフのメンバーを合わせて約50人。主にネットを介してしか知らず、半分以上の人が初対面。そんな人たちと、初めての場所で、1,000人のお客さんを迎えるために働く。実行委員長が言っていたが、RubyKaigiは毎回違ったものになるので、毎回“初めてのRubyKaigi"であり、何が起こるか分からないのだそうだ。つまり、参加している全員にとってRubyKaigi 2011は新しい体験だった。

豪華なセッションの数々も印象的だった。基調講演をしたMatz、たこやき仮面、角谷さん、それから笹田さんやyharaさんをはじめとしたコミッター陣、wycatsやdrbrainといった海外のgeekたち、井上さんや朝里さんなどの海外で活躍する日本人Rubyist… 全員は挙げないが、魅力的なセッションが朝から晩まで続く目の眩むようなタイムテーブルだった。スタッフだったので1/4くらいしか生で見てないが、記憶に焼き付くような話がいくつもあった。我々スタッフはそれをホストし、1,000人の人たちそれぞれに、何かしら持って帰ってもらえたのではないかと思う。

いくら言葉を尽くしても足りないが、僕にとってRubyKaigiは素晴らしい体験だった。大変と言えば大変だが、もう一度やりたいと思う。でも知っての通り今回で“日本RubyKaigi”はおしまいだ。やりたければ、自分なりの形を見つけて自分でやらなければならない。それが“最後のRubyKaigi”の意義の一つであり、角谷さんの「答え合わせしませんか」は、それを促すメッセージだ。

RubyKaigiとは何なんだろうかと思う。なぜあんなに多くの人に支持されるのか。同じ会場で同じ人を集めて同じセッションを開けばRubyKaigiができるのか。ここで分析したり持論を展開したりはしないが、RubyKaigiをRubyKaigiたらしめるエッセンスがある。それを探求しつつ、自分のまわりに“答え”を作っていきたい。

RubyKaigiは楽しく、活気があり、出会いがあって、私を啓蒙してくれる。自分のまわりのものがもっとRubyKaigiっぽかったら素敵だと思う。例えば自分の会社やプロジェクトがもっとRubyKaigiっぽかったら。会社やプロジェクトを大好きになると思う。自分だけでなく、他の人も大好きになってくれるものならもっといい。そのためにはどうすればいいか?何をどうすれば、RubyKaigiっぽくなるのか?それを探求しながら自分のまわりに広めていきたい。

Published on 25/07/2011 at 09h54 under . Tags

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